富士に動物愛護拠点 浜松の施設老朽化で移転 静岡県調整

 静岡県が富士市に動物愛護の拠点施設を整備する方向で調整していることが、10日までの関係者への取材で分かった。老朽化が進む県動物管理指導センター(浜松市西区)を移転し、犬・猫の保護や譲渡、動物との触れ合い、適正飼育の普及啓発などの業務を想定している。

静岡県庁
静岡県庁

 県東部には動物愛護に特化した行政施設がなく、実現すれば初となる。沼津市への移転が決まっている障害者支援施設、県立富士見学園(富士市大淵)の跡地を活用する方針。
 現センターは1975年に設置された。かつては野犬の捕獲などが多く、焼却設備も有している。ただ近年は殺処分数が急減し、動物愛護教育の推進や収容機能の拡充などを図る。ボランティア育成も視野に入れている。
 同様の施設は静岡、浜松の両政令市が設置済みで、県は地域バランスに配慮しながら整備の方向性を検討してきた。
 県は12日に開く有識者による検討会に整備方針を示す見通しで、年内の基本構想策定を目指している。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞