本番へ気迫の稽古 ゆかりの音楽家や舞踏家集結 浜松アクトで19日、オペラと歌の公演

 19日に浜松市中区のアクトシティ浜松で行われる公演「オペラ『真昼の夜想曲』&自選『歌』」(創作舞台音楽芸術の会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)に向け、出演者らの稽古が大詰めを迎えている。10日には同区のクリエート浜松で、キャストとオーケストラによる「オケ合わせ」を行い、本番に向けて気迫のこもった稽古に取り組んだ。

19日の公演に向けて気迫のこもった稽古に取り組む出演者ら=浜松市中区のクリエート浜松
19日の公演に向けて気迫のこもった稽古に取り組む出演者ら=浜松市中区のクリエート浜松

 同公演は同市在住の作曲家鳥山妙子さんの作品だけを集め、同市を中心に県内出身、在住、ゆかりの第一線で活躍する音楽家や舞踏家が出演する。
 「真昼の夜想曲」は同市ゆかりの作家荒井間佐登さん作。少女時代のつらい体験から虚無的に生きる女性が不思議な1日を通じて生きる希望を見いだす姿を描いた。自選「歌」では鳥山さんが手がけた歌を披露する。
 10日の稽古には約35人が参加した。鳥山さんが見守る中、オーケストラの演奏に合わせてキャストが歌や踊り、動きなどを確認し、公演の成功に向けて気持ちを高めた。
 同公演は鳥山さんが作曲、荒井さんが脚本を担当し、2024年に9年ぶりに開催する「第8回浜松市民オペラ」のプレイベントの位置付け。鳥山さんは「歌い手の気迫、演奏家の表現する素晴らしい音楽を楽しんでほしい」と見どころを語った。チケットは完売。当日券を若干用意する予定。

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