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バス保有園に立ち入り 静岡県、安全態勢調査へ 牧之原園児死亡

 静岡県は8日、牧之原市静波の認定こども園「川崎幼稚園」で園児が送迎バス内に置き去りになり死亡した事件を受け、送迎バスを保有する県内の保育所や認定こども園などに9月下旬から立ち入り指導を実施すると明らかにした。バスの運用状況や安全管理態勢を調べる。
 対象は240~250施設になる見通し。調査票を配布し、子どものバス乗降時の座席や人数の確認▽出欠状況の保護者への速やかな確認と職員間の情報共有▽危機管理マニュアルの適宜見直し―などの項目について回答を求める。調査票の結果を踏まえて順次施設を訪問し、職員への聞き取りなどを実施する。静岡、浜松両政令市とも連携する。
 川勝平太知事は8日の定例記者会見で、近く牧之原市と合同で川崎幼稚園に対する特別監査を実施し、当時の詳しい状況や普段の安全管理対策などを調べる考えを示した。
 同園は7日の記者会見で、人為的なミスが重なったことが事件の原因と説明した。川勝知事は「あまりにも初歩的なミス。本来怠ってはならない事柄がなおざりにされた。言語道断だ」と厳しい口調で非難した。

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