インド経営大学院と協定 スズキ、事業戦略など研究

 スズキは7日、インドでの脱炭素社会に対応した新規事業開発や事業戦略などの研究を目的に、インド経営大学院のアーメダバード校(グジャラート州)、コジコーデ校(ケララ州)とそれぞれ協定を締結したと発表した。
 最先端のビジネス管理研究と教育に実績があるアーメダバード校とは、スズキの事業多様化や資源を最適に組み合わせた経営戦略を研究する。企業文化研究が特徴のコジコーデ校とは、40年にわたる取り組みの分析を通じて長期的視点で事業の方向性を検討する。
 スズキによると、2校とも各専門分野で同国トップクラスのビジネススクール。教職員と学生との人材交流も進める。今回の協定とは別に、理工系最高峰とされるインド工科大のハイデラバード校(テランガーナ州)とも既に08年から自動車技術分野などの人材交流を行っている。同国で開かれた調印式で、斉藤欽司専務役員は「インド事業40周年の記念の年。互いが持つ資産を最大限に活用し、インドの経済発展に貢献したい」と述べた。

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