テーマ : 教育・子育て

教育の現状や課題探る 静岡市内小中学校の元校長ら 有志団体が勉強会

 静岡市内の小中学校の元校長が、同市内の教育の現状や課題を学ぶ有志の会「静岡の未来を拓く会」を7月に立ち上げ、同市葵区で勉強会を続けている。

インクルーシブ教育のあり方などを話し合う「静岡の未来を拓く会」のメンバー=静岡市葵区
インクルーシブ教育のあり方などを話し合う「静岡の未来を拓く会」のメンバー=静岡市葵区

 発起人は番町小の元校長寺谷正博さんと、大里中の元校長山下由修さん。障害者支援団体やフリースクールの関係者ら20人が入会している。
 2日は「共生社会」をテーマに、インクルーシブ教育を取り上げた。寺谷さんが、市内で通常学級に通う発達障害児の数が10年で3倍に増えたことを説明し「対応が求められる」と問題提起。その後、参加者はグループごとに話し合った。医療的ケア児を通学させている母親もオンラインで参加し、意見を述べた。
 同会は「不登校」や「貧困」「主体的な学び」など、毎月テーマを変えて現状把握や課題を議論する。寺谷さんは「行政への提言を目指して活動を続けていきたい」としている。
 (社会部・大須賀伸江)

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