家康とのゆかり発信へ 袋井市長、大河見据え観光振興

 袋井市の大場規之市長は7日、2023年大河ドラマ「どうする家康」の放送開始を見据え、徳川家康と同市のゆかりをテーマとしたPR動画の作成、パンフレットの増刷などの観光振興に向けた取り組みを実施するとの方針を示した。市議会9月定例会一般質問で寺田守氏(自民公明クラブ)に答えた。

 PR動画は来年1月から、ユーチューブやインスタグラムなどの交流サイト(SNS)で観光情報と併せて公開する予定。パンフレットは市内の観光施設をはじめ、浜松市が設置する大河ドラマ館に配架する。
 袋井市を含めた県内8市1町では、浜松市を中心に広域周遊マップの作成や各市町のPRイベントの開催といった連携事業を検討中で、同事業の中で許禰(こね)神社の腰掛石や可睡斎など、袋井にある家康ゆかりの地域資源を積極的に発信していくとした。
 大場市長は「全国のファンに本市と家康公のゆかりを発信することはもちろん、地域の魅力をアピールする好機。県や近隣市町、観光協会と連携し、発信していきたい」と述べた。
 この他、山田貴子(自民公明クラブ)、安間亨(緑風会)、黒岩靖子(自民公明クラブ)、竹野昇(無会派)の4氏が登壇した。
 (袋井支局・仲瀬駿介)

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