「千歳飴」袋詰め本格化 浜松・五社神社 分散参拝呼び掛け
浜松市中区の五社神社で7日、七五三の縁起物「千歳飴(ちとせあめ)」の袋詰めが本格的に始まった。新型コロナ禍対策で昨年に続き、作業の開始を普段より1カ月ほど前倒しし、参拝者には七五三詣での分散を呼び掛けている。

神職や巫女(みこ)ら5人が長さ約15センチの紅白のあめ2本を、ツルやカメ、松竹梅の絵が描かれた袋に手際よく入れた。今月末までに3千袋を用意するという。
権禰宜(ごんねぎ)の吉田暁史さん(39)によると、七五三の参拝は例年11月15日前後に集中するため、2年前から密を避ける分散化に取り組む。巫女の森下結衣さん(26)は子どもたちに向け「コロナで行事の自粛もあると思う。七五三の楽しい思い出をつくってほしい」と期待した。