テーマ : 教育・子育て

国公立大受験の経験語る 静岡・科学技術高卒業生「専門知識、強み」

 静岡市葵区の科学技術高で3日、国公立大に進学した同校の卒業生が生徒たちに進路に関するアドバイスを送る講習会が開かれた。国公立大進学を目指す工業科の1~3年生約90人が参加し、先輩の話を参考にして今後の研究活動や受験勉強の方針などについて考えた。

国公立大に進学した先輩のアドバイスを聞く生徒たち=静岡市葵区の科学技術高
国公立大に進学した先輩のアドバイスを聞く生徒たち=静岡市葵区の科学技術高

 講師役を務めたのは4月に国公立大に進学した卒業生9人。受験勉強のこつや高校生活でなすべきこと、大学生活などをテーマにそれぞれが経験を語り、等身大の助言を送った。
 同校物質工学科で豚骨の放射性物質の吸着能力について研究を進めていたという大長勇登さん(18)は、研究を継続できる秋田大理工学部物質科学科に進学したと説明。「専門知識を深めることは進路選択の基準になり、受験で強みにもなる」と述べ、専門科ならではの授業に自信を持って取り組むよう助言した。3年生は個別に相談を行った。
 生徒からは「大学で新たに興味を持った分野はないか」「静岡からの距離は気にならないか」などと質問が出た。

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