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中電社長「3、4号機並行審査を」 浜岡原発巡り規制委と意見交換

 原子力規制委員会は2日、臨時会議を都内で開き、中部電力の林欣吾社長と意見交換した。林社長は長期間にわたっている浜岡原発(御前崎市佐倉)の新規制基準適合性確認審査について効率化を図るため、3、4号機の並行審査を要望した。基準地震動や基準津波の審査状況を踏まえたプラント審査の先行的な実施も提案した。
 中電はこれまで4号機を優先的に審査するよう規制委に求めていたが、審査が長期化しているのを受けて方針を転換した格好。林社長は、両機の原子炉や格納容器が同一の型式だったり、安全対策の基本方針などで共通内容が多かったりするとして、並行審査が「合理的だ」と訴えた。
 更田豊志委員長は「十分できると思う」との認識を示した。申請が別々に出されているため、一体の判断が形式的に可能かどうかといった点を事務方も含め検討するとした。
 プラント審査の先行実施に関し、林社長は水素対策など浜岡固有の論点となり得る設備を対象に挙げた。「過去に(他原発での)審査実績がなく、議論に時間を有すると予測される」と先行実施を提案した理由を説明した。
 山中伸介委員は「何らかの形で工夫はしたい」としつつ、基準地震動や基準津波のめどがある程度立たないと「なかなか難しい側面がある」とも述べた。プラント審査の前段となる自然ハザード(危険性)の審査ではこのほか、敷地内断層の活動性を否定する論証が「一番のネックになっている」(石渡明委員)とも指摘され、林社長は「全力で説明性を高める」と応じた。
 (東京支社・関本豪)

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