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静岡人インタビュー「この人」 外国人児童に贈るランドセルを集める 座光寺明さん(磐田市)

 磐田市前野の幼保連携型認定こども園「龍の子幼稚園」の理事長。卒園児や市民らから使わなくなったランドセルを集め、愛知県のNPO法人を通じて、日本に住む外国人児童に贈る活動を展開している。65歳。

座光寺明さん
座光寺明さん

 ―なぜ活動を始めたのか。
 「2011~19年に、職員と共に『伊達直人となかま達』の名で磐田市長宛てに図書カードを寄贈していた。10回の寄贈を終え、もっと多くの人が参加できる運動に移行しようと思った。そんな時にランドセル寄贈に取り組むNPOを知った」
 ―どのようにランドセルを集めているのか。
 「毎年、卒園式で『小学校に入ったらランドセルを大切に使い、卒業したら持ってきて』と呼び掛けている。浜松いわた信用金庫も職員に呼び掛け、ランドセルを寄せてくれる。活動を知り、浜松や掛川から届けてくれる人もいる。配送料の寄付も募っていて、今夏までに174個を贈ることができた」
 ―活動に込めた思いは。
 「ランドセルは誰に届いたのかが分かるようになっていて、贈り主と外国人児童が手紙のやりとりなどで交流できる。ランドセルを当たり前のように買ってもらえるのは恵まれている。寛容な心を持ち、困っている人に手を差し伸べられる気持ちを育んでほしい」
 ―子育てアドバイザーとしての活動にも取り組んでいる。
 「子どもが健全に育つには、お母さんの心の安定が不可欠。園に併設した子育て支援センターで、悩み事の相談を受けたり、母親同士の仲間づくりを支援したりしている。ユーチューブでも、トイレトレーニングや箸の使い方の手ほどきなど、子どもとの関わり方を知ってもらう動画を配信している」
 (磐田支局・八木敬介)

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