アジア制覇「次は世界」 バレーU18、芽生えたエースの自覚 聖隷クリストファー高・小野さん

 浜松市北区三方原町の聖隷クリストファー高2年の小野駿太さん(16)が、8月15~22日にイランで開かれた「第14回アジアU18(18歳以下)男子バレーボール選手権大会」に日本代表として出場し、優勝に貢献した。初めての国際大会でベストアウトサイドヒッターに選出される活躍を見せ「日本代表という自覚が芽生え、責任感が強くなった」と精神的に成長した。

アジアU18男子バレーボール選手権大会で日本代表の優勝に貢献した小野さん=浜松市北区三方原町の聖隷クリストファー高
アジアU18男子バレーボール選手権大会で日本代表の優勝に貢献した小野さん=浜松市北区三方原町の聖隷クリストファー高
ベストアウトサイドヒッターの受賞盾
ベストアウトサイドヒッターの受賞盾
アジアU18男子バレーボール選手権大会で日本代表の優勝に貢献した小野さん=浜松市北区三方原町の聖隷クリストファー高
ベストアウトサイドヒッターの受賞盾

 身長185センチ、最高到達点335センチの小野さんは、エースとして予選ラウンドと決勝トーナメントの全6試合にフル出場。予選のタイ戦でチームトップの29得点を挙げるなど、強烈なスパイクを武器に得点を量産した。
 小学4年でバレーボールを始め、世代別の日本代表に選ばれたのは初めて。決勝で平均身長198センチのイラン代表と戦うなど海外選手の高さに苦戦したが、スパイクでワンタッチを誘ったり、フェイントを仕掛けたりして相手の高さを攻略。「日本人が海外で戦っていくための技術を身に付けられた」と、自信を深めた。
 アジア大会の優勝で、日本は2023年に開催される男子U19の世界大会への出場権を獲得した。メンバー選考会への参加が決まった小野さんは「アジアを制したメンバーで世界でも優勝したい。自分の気持ちをプレーに出して、しがみつく」と意気込んだ。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞