宗良親王の短歌 書と写真で紹介 浜松・井伊谷宮

 浜松市北区引佐町の井伊谷宮は9月23日まで、同宮が祭る南北朝時代の歌人宗良親王の短歌を紹介する写真展・書道展を同宮で開いている。御鎮座150年の奉祝行事の一環。

宗良親王の短歌をしたためた書とその風景を収めた写真が並ぶ展示会=浜松市北区引佐町の井伊谷宮
宗良親王の短歌をしたためた書とその風景を収めた写真が並ぶ展示会=浜松市北区引佐町の井伊谷宮

 「君がため世のため何か惜しからん捨ててかひある命なりせば」など、同親王の歌集「李花集」から抜粋した短歌12首の書作品を展示している。書道家の永山玳潤さん(大阪府)が力強くしたためた。
 長野県大鹿村や奈良県吉野町、伊勢神宮、諏訪湖など、同親王が短歌を詠んだとされる場所で山岳写真家の広田勇介さん(東京都)が撮影した風景写真など15枚も並ぶ。来場者は同親王と同じ景色を見ながら心境に思いをはせ、鑑賞を楽しんでいる。

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