水害時の情報通信訓練 大井川堤防決壊、浸水想定 ヘリの上空映像共有 焼津市など

 国土交通省静岡国道事務所、焼津市などは24日、大規模災害を想定した防災通信訓練を大井川中島地区河川防災ステーション(同市中島)で実施した。ヘリコプター搭載カメラで上空から撮影した被災地の映像を同ステーションや市役所など各所で共有し、災害時の情報通信について流れを確認した。

上空からの映像を確認する参加者=焼津市中島の大井川中島地区河川防災ステーション
上空からの映像を確認する参加者=焼津市中島の大井川中島地区河川防災ステーション

 訓練は台風に伴う大雨で大井川左岸付近の堤防が決壊し、市内が浸水した―という想定。現地対策本部の同ステーションに設置されたTVモニターで、配備された衛星通信車が受診した映像を、待機する職員で共有した。
 このほか、参加者はトランシーバーを使って、通信の体験をしたり、照明車搭載の発電機を見学したりして、災害時に活動する情報通信機器の機能や使用方法について確認した。

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