環境配慮型オフィス見学 浜松で社会貢献講座 児童がSDGs学ぶ

 浜松市市民協働センターはこのほど、小学生対象の社会貢献講座を同市中区の建設業「常盤工業」で開いた。全4回講座の2回目。4~6年生5人が参加し、SDGs(持続可能な開発目標)を推進する同社の環境配慮型オフィスを見学した。

SDGs推進を目指す常盤工業の社屋を見学する児童=浜松市中区
SDGs推進を目指す常盤工業の社屋を見学する児童=浜松市中区

 1月から運用開始したオフィスは二酸化炭素(CO2)削減や省エネ実現へ、地元の豊富な地下水や日照、風などの自然エネルギーを積極的に取り入れた構造。社員の高橋脩夫さんが講師を務め、エアコンを使わなくても地下水を活用して社内を冷やすシステムや天井からの自然採光、屋上緑化など省エネと快適性にこだわった社屋づくりの工夫を説明した。
 市立東小4年の高橋一颯君は「電気自動車(EV)で蓄電したり、地下水で社内を涼しくしたり、SDGsが進められていると感じた」と話した。高橋脩夫さんはSDGs推進が世界平和ともつながりがあることを伝え、「企業や個人が行動を起こすことが大切」と呼び掛けた。

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