事故備え水源確保 静岡県と御前崎市、浜岡原発を視察
静岡県と御前崎市は25日、中部電力浜岡原発(同市佐倉)の安全対策工事を定期点検し、重大事故に備えた水源確保の取り組みを確認した。
事故で炉心が損傷する事態に陥った場合は冷却に大量の水が必要になる。中電は2011年の東京電力福島第1原発事故を基に定められた新規制基準に沿って、原子炉建屋内や高台などの水槽に計1万4千トンを確保している。これとは別に自主的な対策の一つとして、3号機の海底トンネルの試掘坑に5500トンをためている。
県と市の職員は試掘坑がある現場を視察し、中電担当者から説明を受けた。