政府延長検討は「妥当」 御前崎・柳沢市長が見解 原発運転期間
政府が最長60年とされる原発の運転期間延長の検討に入ったことを受け、中部電力浜岡原発が立地する御前崎市の柳沢重夫市長は24日、「現在のエネルギー需給状況を踏まえれば妥当だ」との見解を示した。老朽化に伴って懸念される安全性については「(運転期間が)40年でも60年でも最優先すべきこと。できる限りの知見で安全を確保してもらいたい」と語った。
政府は原子力規制委の審査による長期間の稼働停止を運転期間に算入するかどうかも、検討するとみられる。柳沢市長は2日に行われた国の原子力委員会の会合で「あと5年で3号機が廃炉になってしまう恐れがある」と訴え、運転期間に関する現行制度を改めるよう国に要望していた。