伊豆市 20周年へ「まずは職員満足度向上」 若手有志がチーム

 伊豆市は2024年の市制20周年に向けて若手職員有志が企画やアイデアを語り合うチーム「デザインラボ」を設立した。23日に第1回会合を市役所本庁別館で開き、「住民の満足度向上のためには、まずは職員の満足度向上が鍵」との共通認識を確認した。

仕事の満足度について話し合う職員=伊豆市役所本庁別館
仕事の満足度について話し合う職員=伊豆市役所本庁別館

 ラボは20、30代を中心に所属部署や役職に関係なく集まった23人で構成する。市制20周年の記念イベント開催に向け、若手ならではの柔軟な発想でアイデアを出す。他市町での先行事例視察や外部講師による講演などを検討しているほか、グループワークや発表を通じて職員のプレゼン能力向上も目指す。
 20人が参加した初会合では市の概況や人口動態、財政状況などを改めて確認し、5人ずつのグループワークで現在の仕事の満足度について話し合った。「不満があるわけではないが、将来どのように役立つのか分からない」「職員同士の交流が少なく、同じ方向を向いて仕事をできていない」などの課題が挙がったものの、「コミュニケーションをとれていると満足度は高い」「市民にありがとうと言われるとうれしい」といった前向きな意見も出た。
 ラボ設立を企画した市企画財政課の太田成一さん(39)は「課題をどう解決すれば満足できるのか考えていきたい。公務員、1人の人間としてスキルアップできる時間にもなれば」と狙いを語った。

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