盛り土対策推進盛り込む 静岡県地域防災計画、修正を了承

 静岡県や国、県内の関係機関でつくる県防災会議(会長・川勝平太知事)は22日、静岡市駿河区で本年度の会議を開き、盛り土対策の推進や災害時の安否不明者の氏名公表を県地域防災計画に盛り込む修正を了承した。
 不適切な盛り土事案の課題解決を図るための「県盛土等対策会議」の設置に関する項目を新たに追加した。国の防災基本計画の修正を踏まえ、市町が行政指導や行政処分などを行う際、県が適切な助言、支援をする点も反映した。
 災害時の安否不明者などの氏名公表は、熱海市伊豆山で発生した大規模土石流を受け、県が昨年11月に指針を策定した。県地域防災計画に公表を明記することで市町や関係機関との連携を図り、円滑で迅速な人命救助につなげる。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞