テーマ : 教育・子育て

持続可能な中学部活 学校単位超えたエリア制「シズカツ」へ移行協議 静岡市総合教育会議

 静岡市総合教育会議は18日、2022年度初会合を市役所静岡庁舎で開いた。少子化が進む中で市教委が計画する中学部活動改革モデル「シズカツ」について田辺信宏市長と赤堀文宣教育長ら教育委員が協議した。

中学部活動改革について協議した総合教育会議=静岡市役所静岡庁舎
中学部活動改革について協議した総合教育会議=静岡市役所静岡庁舎

 市によると、本年度の市内中学生の中で部活動に参加しているのは1万1329人。少子化による減少が進んでいて、6年後には部活参加人数が8500人を下回ると想定されている。市内中学校では部活の種目数減や競技経験のある顧問の不足も深刻化し、従来型の学校部活動は持続困難になっている。学校単位を超えたエリア制と市が認めた地域指導員の参画が特徴の「シズカツ」に移行することで、中学生がスポーツや文化芸術に親しめる環境の維持を目指す。
 会議では委員から「教員以外が指導するため、勝利至上主義者への対策が必要」という意見や、シズカツを休日の部活動の代替からスタートし将来的に平日まで拡大するという計画について「平日と休日の活動の一貫性が重要」との声などが上がった。赤堀教育長は「静岡市総がかりでシズカツを支える必要がある」と話した。

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