浜岡原子力館 開館50周年 企画展示やイベント

 中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)のPR施設「浜岡原子力館」は8月で開館50周年を迎えた。同館では半世紀の歩みを振り返る展示など周年企画が行われている。

浜岡原子力館の50年の歩みを振り返るパネル=御前崎市佐倉の同館
浜岡原子力館の50年の歩みを振り返るパネル=御前崎市佐倉の同館

 同館は浜岡原発1号機の運転開始より前の1972年8月に開館。88年に現在の建物に改装し、海抜62メートルの眺望が楽しめる展望台や原子炉の実物大模型が設けられた。防波壁の実物大模型や高レベル放射性廃棄物の埋設処分を紹介するコーナーなど、浜岡原発の設備状況や国内外のエネルギー事情に応じて展示内容を更新している。5月末時点の累計入館者数は約1142万人で、原発のPR施設としては国内最多という。
 岩本将洋館長(51)は「今後もエネルギーに対する理解を深め、浜岡原発に親しみを持ってもらえるような展示をしていきたい」と語った。
 20、21日は「チャレンジ縁日」など子ども向けのイベントを行う。21日は地元のなぶら御前太鼓保存会と浜岡吹奏楽団が演奏を披露する。
 (御前崎支局・木村祐太)

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