白雪姫に毒リンゴ 王妃は有罪?無罪? 静岡地裁で小学生模擬裁判

 静岡地裁は12日、小学生の高学年を対象に夏休みイベントを静岡市葵区の地裁本庁で開いた。県内各地の20人が参加。模擬裁判を通じて、刑事裁判のルールや流れを学習した。

「疑わしきは被告人の利益に」という刑事裁判の鉄則も学んだ模擬裁判=静岡市葵区の静岡地裁本庁
「疑わしきは被告人の利益に」という刑事裁判の鉄則も学んだ模擬裁判=静岡市葵区の静岡地裁本庁

 白雪姫に毒リンゴを食べさせて殺そうとしたとして、ある王妃が殺人未遂の罪に問われた。しかし、王妃は犯行時刻に城にいたと訴え無罪を主張した―。児童は裁判官役、検察官役、弁護人役に分かれ、証人尋問や被告人質問を体験。裁判官役は予定時間を超える白熱の評議を経て、「犯人の声は王妃だった」とした白雪姫の証言を「もうろうとした意識の中で判断できたか疑問」などと否定し、無罪判決を言い渡した。
 地裁の鈴木悠裁判官と静岡地検の風間康宏検事、県弁護士会の石川アトム弁護士が付き添い、児童の質問や疑問に気さくに応じた。裁判官役を務めた浜松市立中瀬小6年の山本霧月さん(11)は「弁護側から見ると無罪のように、検察側から見ると有罪のように思えて判断するのが難しかった」と振り返った。

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