うなぎ入りかりんとう 浜松、掛川の2社開発、試験販売

 水産加工の海老仙(浜松市西区)はこのほど、浜名湖産ウナギを使ったかりんとう「うなかりん」をパン・菓子製造販売のパントーネ・システム(掛川市)と共同開発した。地元の名物を再認識してもらえる商品・土産物として本格販売を目指す。

試験販売が始まった「うなかりん」=浜松市西区の海老仙
試験販売が始まった「うなかりん」=浜松市西区の海老仙

 ウナギの骨をパウダー状にして、かりんとうにまぶした。黒っぽい色の「蒲(かば)焼き味」は蒲焼きのタレで風味を付け、白っぽい「甘旨味」はてんさい糖を絡めた。
 手軽に食べられるウナギ関連商品を作りたいと、かりんとうは「うな丼」をイメージし、黒と白の2種類を用意した。海老仙の加茂仙一郎社長(62)は「カルシウムが豊富なので、子どもたちに味わってほしい」と話した。現在は海老仙の直営店などで試験販売中。価格はいずれも税込み250円。
 創業100周年を迎えた同社は来春に向けて、保有する養鰻(ようまん)場や加工場の見学ツアーを企画するなど観光客の受け入れ準備を進め、地域貢献に取り組む。

 

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