磯村さん出演「ヤクザと家族」 地元沼津上映であいさつ
沼津市出身の俳優磯村勇斗さんがこのほど、同市の商業施設「ららぽーと沼津」で映画「ヤクザと家族 Ｔｈｅ Ｆａｍｉｌｙ（ザ・ファミリー）」の記念舞台あいさつに立った。同市内で撮影し、昨年１月に公開された出演作について、磯村さんは「この映画をきっかけに日本アカデミー賞新人俳優賞も頂き、ターニングポイントであり宝物になった作品」と語った。
映画は暴力団対策法の強化など社会情勢の変化を追いながら、家族をキーワードに暴力団の在り方を描く人間ドラマ。磯村さんは暴力団組員の主人公を慕う「半グレ」の青年役を演じた。
磯村さんは、先輩俳優や藤井道人監督との出会いで現場での振る舞い方などを学んだと振り返り、共演した俳優のフェルナンデス直行さんとともに、作品や共演者との思い出を披露した。映画タイトルにかけ、「沼津の皆さんは僕にとってファミリーです」と詰めかけた約３１０人を沸かせ、「またこうやって戻ってこられるようにがんばるので応援をお願いします」と呼び掛けた。
駿河湾沼津フィルムコミッションハリプロ映像協会によると、ロケの８割以上を県東部で行い、同市の仲見世商店街や我入道海岸、内浦のほか、富士市や裾野市などで撮影した。
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