「古城連」大屋台新調 天竜区・二俣まつりでお披露目

 浜松市天竜区二俣町で行われる北遠最大の夏祭り「二俣諏訪神社祭典(二俣まつり)」に参加する13台のひとつ「古城連」の大屋台が7日、保存修復を終え、初めて町内関係者や住民にお披露目された。3年連続で屋台の引き回しは中止となるが、伝統の継承を誓い、勇壮な姿を披露した。

保存修復を終え、住民にお披露目された「古城連」の大屋台=浜松市天竜区二俣町
保存修復を終え、住民にお披露目された「古城連」の大屋台=浜松市天竜区二俣町

 保存修復は、老朽化した箇所の補修のため5年前から計画。昨年8月に柱と前輪2本を新調した。屋台側面の漆塗りも若衆らによって磨き上げられた。
 同町のヤマタケの蔵で開かれた記念式典には、町内の祭関係者約50人が参列。神職による入魂式の後、町内を練り歩いた。
 大屋台保存修復委員会の鈴木保良委員長(68)は「どこから見てもいい屋台。町のシンボル、財産として引き継がれていくことを願っている」と話した。
 二俣まつりは19、20両日に二俣諏訪神社で神事のみ催行される。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞