⚾軟式野球、東海大翔洋が県勢対決制す 浜松高台・佐鳴台が準V 東海中学総体
東海中学総体は7日、サッカーや軟式野球などを行った。軟式野球は県決勝の再戦になり、東海大翔洋が3―0で浜松高台・佐鳴台を再び下した。

■5回に3連打、完封リレー
静岡県大会決勝と同じ顔合わせとなった東海大会決勝は、東海大翔洋が浜松高台・佐鳴台に雪辱を許さなかった。
翔洋打線は四回まで相手の左腕中村に無安打に抑えられたが、五回に長島、川島、加藤の連打で均衡を破った。川島は「相手はテンポが良く、制球もまとまっていて苦しんだ。積極的にいかなきゃ駄目だと思った」と甘く入ったスプリットを強振して二塁打にした。守っては加藤、海野の継投で3安打完封。春から急成長を遂げた左腕加藤は「カーブが良かった」と緩急を巧みに使った。
例年ほどの長打力はないが「つながりを意識してつくってきた」と寺崎監督は言う。球数を稼ぎ、四球を選んで打線をつなぎ、磨いてきた走塁技術を駆使して打てなくても得点できるのが強みだ。劣勢を跳ね返す地力もあるが、川島は「全国では序盤から自分たちのペースで試合を進めるようにしないと」と手堅く勝利をつかみにいく。
■浜松高台・佐鳴台 先発中村、粘投も打線つながらず
浜松高台・佐鳴台は今季3度目の対戦でまたも東海大翔洋の壁に跳ね返された。先発中村が5安打3失点と粘投したが、打線がつながらず。主将の山上琉は「3回やって3回負けるなんて、情けない」と悔しさをあらわにした。
ただ、バッテリーを中心とした堅守を武器に粘り強く競り勝つ野球で全国切符を勝ち取った。山上琉は「ここまで来られたことを自信にし、あと1週間で100%の力を出せるように練習していく」と初の全国舞台へイメージを膨らませた。