レジ袋有料、包装簡素化… 湖西のNPO、飲食店の環境意識調査

 自然体験教室などを主催する湖西市のNPO法人「DIGtag(ディグタグ)」(佐々木善之代表理事)がこのほど、市内の飲食店などに対して環境意識に関するアンケートを行った。結果は8月中に参加店と共有し、環境保護への理解や環境負荷軽減の取り組みに役立ててもらう。

環境意識アンケートの結果を店主(右)に報告する学生=湖西市新居町のつぐ味
環境意識アンケートの結果を店主(右)に報告する学生=湖西市新居町のつぐ味

 同市新居町の飲食店やスーパー、総菜店など18店を7月下旬に訪ね、アンケートを実施した。同NPOをインターンシップで訪れている浜松学院大の学生も調査に協力した。
 各店は具体的な取り組みとして、地元食材の利用やレジ袋の有料化、包装の簡素化を挙げた。真空パックなどで傷みの早い食材を保存し、廃棄を減らす取り組みもあった。
 一方、コスト負担を取り組みが進まない一因とする声が多く、今年4月に施行された「プラスチック資源循環促進法」について「知っている」との回答はわずかだった。
 5日に結果の報告を受けた和食店「つぐ味」では、今回のアンケートを機に、仕入れる飲料の容器を瓶に変え、ペットボトルの割合を減らしたという。同大4年の杉浦巧さん(22)は「想像していたよりどの店も環境に配慮していた。各店の取り組みを消費者が知り、応援してもらうことも大切」と話した。
 (湖西支局・大沼雄大)

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