浜松の新野球場 川勝知事、ドーム案に前向き 経済界が全天候型要望

 静岡県が浜松市西区の遠州灘海浜公園篠原地区に整備する新野球場について、浜松商工会議所の斉藤薫会頭らが5日、静岡県庁を訪れて「全天候型ドームタイプ」の野球場建設を求める要望書を川勝平太知事に提出した。川勝知事は「風の影響も全天候型であれば心配ない。照明の生物への影響も全部覆えば大丈夫だ」などとドーム型建設に前向きな見解を示した。年内に示される基本計画案に反映されるか注目される。

川勝平太知事(中央)に要望書を提出した浜松商議所の斉藤薫会頭(左から2人目)ら=5日午後、県庁
川勝平太知事(中央)に要望書を提出した浜松商議所の斉藤薫会頭(左から2人目)ら=5日午後、県庁

 要望は、プロ野球が開催できる2万2千人以上の規模▽自然環境に左右されず、野球以外の幅広いイベント開催が可能な全天候型のドームタイプ―の2点。要望を受けた川勝知事は、地元によるJR高塚駅と野球場を結ぶ道路周辺のにぎわい作りの必要性を述べた。
 要望活動には、同商議所元相談役でスズキの鈴木修相談役が同席した。同社会長退任後、久々に県庁を訪れた。大須賀正孝、御室健一郎の両元会頭も同席した。斉藤会頭は「浜松の経済界の熱意を示した」と述べ、「(川勝知事から)明確な答えをいただき良かった」と話した。
 県は球場を全て屋根で覆うドーム型と部分的に覆う「半ドーム型」のほか、外野スタンドの構造が異なる複数案を検討している。ドーム型は環境への影響が低減され、経済波及効果は大きいとされる一方で、多額な建設・維持コストに反対の声も一部にある。
 県は9月にも、現在実施している環境影響予測調査の結果や、規模や構造別に複数の予算規模などを県議会に示す。12月には規模や構造を選定して基本計画案を公表する見通し。

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