静岡北、ぶっつけ本番で頂点 全国高校総体・自転車競技

 全国高校総合体育大会(インターハイ)は5日、四国4県で行われ、自転車競技トラック男子チームスプリントの静岡北(岩辺陸、吉田大悟、熊谷海飛)が1分16秒705で平工(福島)を破って初優勝を飾った。

自転車競技トラック男子チームスプリントで優勝した静岡北の(前列右から)吉田大悟、岩辺陸、熊谷海飛=高松市の高松競輪場
自転車競技トラック男子チームスプリントで優勝した静岡北の(前列右から)吉田大悟、岩辺陸、熊谷海飛=高松市の高松競輪場

 アクシデントを乗り越え、ぶっつけ本番で頂点まで駆け抜けた。自転車競技トラック男子チームスプリントの静岡北が岩辺、吉田、熊谷の3人で走るのは今回が初めて。連係は十分ではなかったが、個々の走りがかみ合い爆発的に加速した。
 全国に出場できる団体は1種目。今夏は追い抜きが本命だった。だが、東海総体でまさかの落車。「スプリントに懸けるしかなくなった」(熊谷)。その状況で7月下旬には感染拡大で1週間休校。全体練習を再開できたのは大会10日前だ。
 それでも、一人一人の力は全国上位。全体2位通過の予選で1走岩辺は「走り出しのいい感触をつかんだ」という。1位とは約1秒差あったが、決勝はスタートから完璧な隊列を組み、2走吉田が「今までで最高の走り」でつなぐ。残り200メートル。ほぼ互角の展開から3走熊谷が「前の2人が作ってくれたスピードに乗った」と一気に突き抜けた。
 チームスプリントは同校史上初優勝だが、24年前に同じ高松競輪場で前身の種目を制している。「失うものはない。挑戦しろと送り出した。香川は縁起がいい」。35年以上指導する井上総監督は、表彰台でチャンピオンジャージーに袖を通す3人を感慨深げに見つめた。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ