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広島被爆者の体験表現、絵画展示 静岡で「つどい」

 6日の広島原爆の日を前に、戦争の悲惨さや平和の尊さを伝える「静岡・平和をねがう文化のつどい」(同実行委主催)が5日、静岡市葵区のアイセル21で始まった。広島市立基町高の生徒が、被爆者に取材して描いた絵画など計約100点が並ぶ。7日まで。

広島の高校生が描いた絵画などが並ぶ展示会場=静岡市葵区のアイセル21
広島の高校生が描いた絵画などが並ぶ展示会場=静岡市葵区のアイセル21

 熱風と炎によって立った姿のまま白骨化した死体や、水を求めて川に飛び込む人々など、原爆投下後の凄惨(せいさん)な情景や切迫感を表現した絵と共に、生徒と被爆者のコメントを紹介。県内在住の被爆者が描いた作品も展示している。
 実行委の牧野生司さん(67)は「戦争体験者が高齢化する中、若い人が平和について考え、メッセージを送ることに意味がある」と述べ、幅広い世代の来場を呼び掛けた。
 6日午後1時からは、静岡空襲体験者による講話などが行われる。

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