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長泉の義母刺殺事件 無罪主張の控訴棄却 東京高裁

 長泉町の自宅で2020年3月、無職の女性=当時(69)=を刺殺したとして、殺人の罪に問われた長男の妻の無職の女(33)の控訴審判決で、東京高裁は4日、懲役15年とした一審静岡地裁沼津支部の裁判員裁判判決を支持し、無罪を主張する被告側の控訴を棄却した。
 被告側は、一審に続き第三者の犯行を主張していたが、細田啓介裁判長は判決理由で、犯人は被害者宅の衣類などを犯行着衣として着用できる者としか考えられないと指摘。「犯人像を満たすのは、犯行現場にいた被告だけという原判決の判断は相当」と退けた。
 控訴審判決によると、被告は20年3月10日、自宅で同居する女性の胸などを包丁で複数回、突き刺すなどして殺害した。
 判決後、被告の弁護人は判決を不服として最高裁に上告した。

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