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静岡人インタビュー「この人」 二俣雅人さん 警察庁から通信指令部門の広域技能指導官に指定された

 専門的な技能や知識を持ち、全国の警察職員に助言、指導する広域技能指導官。1994年の制度開始以来、県警の警察官が指定されるのは3人目で、通信指令部門では初めて。2012年から通信指令室に勤務し、県警本部長が指定する技能指導官などを歴任してきた。卓越した初動指揮能力に加え、熱心な勤務姿勢も評価され、19年には全国優良警察官の警察庁長官賞を得ている。通信指令課の警部補。北海道出身。57歳。

二俣雅人さん
二俣雅人さん

 ―指定された感想を。
 「驚きやうれしさとともに責任を感じる。通信指令業務は110番など事案認知後、交番員やパトカーに迅速かつ簡潔明瞭に通報内容を伝え、一秒でも早く臨場してもらうことが重要。指定は先輩や上司の指導のおかげで、家族の理解と協力に対しても感謝の気持ちでいっぱい」
 ―心掛けてきたことは。
 「18歳で拝命し、交通部門の共同危険行為の捜査や他部門の事件捜査にも携わった。10年前から通信指令に従事してからも変わらず、上手になりたい一心で努力してきた。読書や筋トレは欠かさない。勤務時間外で無線指令に生かせる良いフレーズが思いついた際はすぐメモに書き留め、本番で生かしている」
 ―やりがいを感じる瞬間は。
 「一瞬の判断が常に大切な業務。緊急配備で容疑者らを追跡し、安全に確保できた時は安心するし、警察官として当然とはいえ、感謝されたらうれしい」
 ―今後の抱負を。
 「技能向上に終わりはない。通信機械を扱い、声を発するのは人で、反省や修正が必要なケースもいまだにある。都道府県をまたぎ、全国の優秀な警察官を指導する機会は増えるので、自己の技能と知識の向上を図りながら後進の育成に励みたい」
 (社会部・荻島浩太)

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