教職の魅力、高校生に発信 静岡大と3教委 初連携で講座

 静岡大教育学部はこのほど、夏のオープンキャンパスに合わせ、若手教員が教職の魅力を高校生に伝える講座を静岡市駿河区の同大で開いた。教員志望者を増やそうと県教委、静岡、浜松両市教委と初めて連携し、県内の小中学校と特別支援学校に勤務する20代の教員3人が、仕事内容とやりがいを語った。

教職の魅力を高校生に語る3人の若手教員=静岡市駿河区の静岡大
教職の魅力を高校生に語る3人の若手教員=静岡市駿河区の静岡大

 川根本町立中川根南部小の宮島大樹教諭、静岡市立玉川小中の片井みのり教諭、県立清水特別支援学校の良知史織教諭が講師を務めた。宮島教諭は子どもの成長に関わることを教職の魅力に挙げ、「教育実習で子どもたちの笑顔を見た経験が教師を目指す決め手になった」と語った。
 片井教諭は「責任が重い仕事だが、学校現場は『ありがとう』の言葉や笑顔があふれるすてきな場所」と充実感を口にした。良知教諭は「一人一人に合った支援を考える試行錯誤の過程も楽しい」と特別支援教育の魅力を紹介した。
 浜松市教委の職員は教員免許の種類や大学選びのポイントを説明した。オープンキャンパスに参加した高校生のうち約100人が参加した。

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