熱海・伊豆山復興、将来像は 被災者らワークショップ3回目
熱海市は7月31日、大規模土石流に見舞われた同市伊豆山の復興まちづくり計画策定に向けた3回目のワークショップ(WS)を市役所で開いた。被災者ら26人が参加し、地域の将来像について意見を交わした。

生活道路や避難所、被災者への補助支援策などをテーマに八つの小グループに分かれて議論した。参加者からは道路の新設や拡幅などで「住宅を建てられるスペースがどのくらい残るのか心配」「安全安心を確保するためには避難路、避難所の確保は不可欠」などの意見があった。
市は今月末までに、まちづくり計画の策定を目指している。29日の復興計画検討委員会で、計画の最終案を提出する方針で、WSで挙がった意見をできるだけ取り入れたいとしている。WSは9月までにあと2回予定されている。次回以降は、復興に向けた住民と行政の役割分担などについて議論する。