テーマ : ウクライナ侵攻

ウクライナの母子に応援の品を 影山さん(北区)が渡欧、届ける

 かつて浜松市で暮らし、母国ウクライナへ帰国後に戦渦に巻き込まれた女性研究者カテリーナ・ゼレンスカさん(33)と娘のリンダちゃん(5)を励まそうと、同市北区の英会話教室経営影山美恵子さんが7日に渡欧し、浜松の仲間たちからの贈り物を届ける。「平穏が戻る日まで頑張れるように応援したい」と思いを込める。

リンダちゃんのために作った人形を影山さんに託す鈴木さん(左)=浜松市北区
リンダちゃんのために作った人形を影山さんに託す鈴木さん(左)=浜松市北区

 カテリーナさんは6年ほど前に市内の大学研究員として来日し、昨夏任期を終えて帰国した。ロシア侵攻後、戦線に動員された弟らと別れてドイツに逃れたが、リンダちゃんが言葉の壁から幼稚園に行けなくなり、浜松の友人たちにSNSで悩みを語っていた。
 影山さんは長年、ポーランドとの市民交流活動を続け、交流行事の協議のため渡欧の予定ができた。カテリーナさんは喜んで「娘が好きな日本のふりかけを持ってきて」と頼んできたという。
 同じくSNSでメッセージを受けた南区の人形作家鈴木知加子さん(81)が「寂しくないように」と、手製の人形や折り紙、塗り絵などを用意して影山さんに託した。
 カテリーナさんはキーウの自宅に残した日本の思い出の品々を気にかけ「早く戻りたい」と訴えているという。影山さんは「再会して応援の気持ちを伝えたい」と話した。
 

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