早場米「あきたこまち」 一足早く新米収穫 浜松・南区

 浜松市南区の農業法人「京丸園」は1日、県内の他産地に先駆けて、区内の田んぼ(約3200平方メートル)で稲刈りを行った。早場米「あきたこまち」の苗を3月末に植え、農薬不使用のアイガモ農法で栽培した。

静岡県内で他産地に先駆けて始まった早場米の稲刈り=1日午前、浜松市南区(浜松総局・二神亨)
静岡県内で他産地に先駆けて始まった早場米の稲刈り=1日午前、浜松市南区(浜松総局・二神亨)

 鈴木啓之会長(86)が乗用型の稲刈り機に乗り込み、黄金色に実った稲を刈り取った。田植え後は低温が続いて生育が不安視されたが、その後は日照時間と適度な雨に恵まれ、順調に育ったという。
 鈴木会長は「新米に勝る米はない。食欲が落ちる夏にパワーが出る新米を食べて、猛暑を乗り切ってほしい」と声を弾ませた。
 新米は早ければ週末にも、市内のJAとぴあ浜松ファーマーズマーケット東、白脇、三方原店などで販売する。

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