中学の運動部サポート 高校生、学生が先生 磐田北高と静岡産業大が連携

 磐田市見付の磐田北高と同市大原の静岡産業大が地域のスポーツ振興につなげようと、運動部に所属する近隣市町の中学生の練習指導を始めた。中学生に部活時に活用できる練習方法を伝え、競技力向上を支援する。

地域の中学生にバスケットボールの技術を教える高校生(左)ら=磐田市見付の磐田北高
地域の中学生にバスケットボールの技術を教える高校生(左)ら=磐田市見付の磐田北高

 県立高の魅力向上を図る県教委の「オンリーワン・ハイスクール事業」で地域課題解決に努める磐田北高と、高大連携を進める静岡産業大が共同で企画した。生徒らは共同で5月から、同大スポーツ科学部の施設や知識を活用して練習メニューを考案してきた。
 30日、高校、大学の女子バスケットボール部員が磐田北高で市内の中学生ら15人にバスケットボールの実践指導を行った。中学生は現役プレーヤーの“先生”から正しい姿勢や体の使い方などの技術を学んだ。
 同大の山田圭介監督(43)は「部活動の指導者不足や教員の働き方改革の一助になればうれしい」と話した。
 8月7日には、高校と大学の女子バレーボール部員が地域の中学生に指導する。
 (磐田支局・太田達也)

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞