長島ダム20周年祝う 式典開き太鼓演奏や植樹 川根本町

 大井川上流の長島ダムの管理20周年記念式典が30日、川根本町犬間の国土交通省長島ダム管理所で開かれた。関係者が防災対応や地域と連携した活性化の取り組みなど20年の歩みを振り返り、植樹を行って節目の年を祝った。

長島ダムの管理20周年を記念し植樹を行う松村所長(左)ら=川根本町犬間
長島ダムの管理20周年を記念し植樹を行う松村所長(左)ら=川根本町犬間

 松村昭洋所長は「これまで『縁の下の力持ち』だったダムが洪水の頻発で注目されている」と述べ、「今後の安定的な管理・運用とともに、観光拠点としても役割を果たしていく」とあいさつ。薗田靖邦町長らと管理所前の敷地にヤマボウシを植樹した。
 赤石太鼓保存会による太鼓演奏に加え、記念イベントとしてダム内の見学や接岨湖の巡視体験、物産展などがあり、大勢の親子連れでにぎわった。
 長島ダムは洪水調節や水道、工業、かんがい用水の供給などを担う大井川唯一の多目的ダムとして、1972年の調査開始から29年余の歳月をかけて2002年に完成した。

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