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静岡人インタビュー「この人」 望月哲也さん 静岡県内初の東京五輪・パラ「ホストタウンリーダー」としてレガシー継承に尽力

 2020年に政府から東京五輪・パラリンピックのホストタウンリーダーに選ばれ、オリパラ閉幕後も静岡市内の小中学校で多文化共生をテーマに出前授業に取り組む。市観光交流文化局長。同市清水区出身。58歳。

望月哲也
望月哲也

 ―活動の内容や目的は。
 「これまで『五輪は見るもの』という印象があったと思う。実際は選手が市内で合宿するなど、市民とつながりがある。身近なものと捉えてほしい。市は台湾、モーリシャス、フランス、スペインのホストタウン。コロナ禍で直接の交流はできなかったが、オンライン交流や相手国の魅力を学ぶ機会を設けてきた」
 ―他のホストタウンリーダーにない強みは。
 「幼少期からサッカーを続けていて、清水東高3年時には日本一になった。市職員になってからはJ1清水に派遣され、海外遠征にも同行した。国ごとの宗教や文化、食などの違いを知った一方、言葉は通じなくともボール一つで国籍を超えて交流できると実感した。自分の経験を子どもたちに伝えたい」
 ―活動の成果は。
 「子どもたちがただ話を聞くのではなく、自分たちで相手国を調べる時間も作った。『誰かのために何かをするには、相手を知らなければならない』『自分のことを知ってもらうことも大切』という感想を持ってくれた。互いに信頼関係を築く大切さなど、多文化共生の心が伝わっていると感じている」
 ―今後の抱負を。
 「スポーツは健康増進はもちろん、教育現場では礼儀を学ぶツールになり、プロならば経済活動にも波及する。多くの効果があるので『スポーツを通じたまちづくり』を進めたい。出前授業などの活動はオリパラのレガシーとして続けていきたい」

 

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