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成長分野参入を支援 静岡銀行グループ 投資ファンド設立

 静岡銀行とグループ会社の静岡キャピタル(静岡市清水区)は29日、株式上場を目指すベンチャー・スタートアップ企業や成長分野に取り組む企業などを支援する投資ファンドを共同で設立した。地域経済の持続的成長を担う企業を後押しする。
 ファンド設立は2020年4月以来で、名称は「静岡キャピタル9号投資事業有限責任組合」。従来よりも支援体制を強化するため、総資金量は前回の2倍の30億円に引き上げた。静岡銀が80%の24億円を、静岡キャピタルは20%の6億円を出資する。
 航空宇宙やロボット、IoT、人工知能(AI)など、成長が期待される分野への参入を目指す企業に投資する。成長段階に応じてきめ細かな支援も展開する。静岡キャピタルの担当者は「新産業を創出し、地元の魅力向上を図りたい」と話している。
 静岡銀と静岡キャピタルは1996年2月に1号ファンドを立ち上げた。これまでに80億円を延べ185社に投資している。

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