富士見 決勝トーナメント逃す 全国高校総体・バレーボール女子

▽女子予選グループ戦(勝者は決勝トーナメントへ、敗者は敗者復活戦へ)
青森西(青森) 2(22―25 25―16 25―20)1 富士見
▽同敗者復活戦(勝者は決勝トーナメントへ、敗者は落選)
高 知(高知) 2(19―25 25―22 25―20)1 富士見
■痛い連係ミス 連続逆転負け
県内では圧倒的な強さを示すバレーボール女子の富士見だが、全国総体では2試合連続の逆転負けで敗退した。勝負弱さを露呈して不完全燃焼に終わり、小池主将は「自分たちはボールへの執着心が弱い」と課題を見つめた。
初戦の青森西戦は第1セットを競り合いの末に奪ったが、第2、3セットは中盤から連続失点し、敗れた。円陣を組んで気持ちを切り替えて臨んだ高知戦も第1セットを25-19で取ったが、勢いは続かなかった。
2年生でエースの渡辺は本調子に遠く、初戦は消極的なプレーが目立った。「自分が打ちきれなかったことが敗因」と気合を入れ直した高知戦は要所でスパイクを決め、ブロックポイントも挙げた。
ただ、チームは第3セット終盤で痛恨の連係ミスが出るなどして苦杯をなめ、「相手にマークされても決めきるのがエース。自分がもっと精神的に強くならないと」と反省した。
次の目標は冬の全日本高校選手権。小池主将は「全国のレベルを知ったことは収穫。コンビのミスをなくし、最後までボールを追いかける姿勢で再挑戦したい」と誓った。