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田代ダム視察報告、JR対応を批判 ふじのくに県民クラブ

 静岡県議会第2会派のふじのくに県民クラブは29日、県庁で記者会見し、会派のリニア中央新幹線建設問題プロジェクトチーム(PT)による東京電力田代ダムの視察結果を報告した。
 JR東海がトンネル湧水の県外流出対策として田代ダムの取水抑制案を示したことを踏まえ、13日に現地を訪れた。対応した東電担当者は「JR東海が大井川下流域の関係者や河川管理者の理解をもらえれば東電としても協力できるかどうか考えるが、JR東海からは何の提案もない」と話したという。
 PTメンバーなどからは「JR東海の対応は不誠実」「水利権はそれほど簡単な話ではない。関係者も多く、慎重に進めるべき」と批判が相次いだ。佐野愛子会長は8月8日に川勝平太知事が田代ダムを視察することに関し「JR側がどのような説明をするか注目している」と話した。
 熱海市伊豆山で発生した大規模土石流と函南町軽井沢で計画される大規模太陽光発電所(メガソーラー)に関するPTの視察結果も説明し、被災者支援や県の林地開発許可の検証に取り組む考えを示した。

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