テーマ : 福祉・介護

もっと「福産品」購入を 静岡県、企業に呼び掛け

 静岡県は新型コロナウイルス禍で販売機会が減少している障害福祉事業所の授産製品について、企業に購入を呼び掛ける取り組みを始めた。これまでは県職員を中心に販売促進を図ってきたが、趣旨に賛同する企業を広く募り、障害者の工賃アップを後押しする。

企業向けに販売する福産品セット=県庁
企業向けに販売する福産品セット=県庁

 県は施設で働く障害者の経済的自立を促すため、授産製品に「ふじのくに福産品」の愛称を付けて販売拡大を図っている。2019年度からは「1人1品運動協力隊」と銘打ち、県職員を中心に食品セットなどの購入を推奨してきた。
 企業向けの福産品セットを今回用意し、クッキーやコーヒーを詰め合わせたティータイムセット、みかんジュースやつくだ煮を入れた農福連携セットなど4種類をそろえた。価格は3千~4千円。希望する企業に専用のチラシを送付し、注文を受けて順次納品する。
 障害者施設で働く人たちに支払われる工賃はコロナ禍の影響を受けて落ち込んでいる。県内の就労継続支援B型事業所397施設の工賃は20年度実績で月額1万5529円と、前年度から千円近く下がった。感染拡大に伴うイベント中止もあり、販売機会が減少しているという。
 県職員向けの福産品のセット販売は好調で、今年春には過去最高となる332万円を売り上げた。県障害者政策課は「持続可能な開発目標(SDGs)や社会貢献につながる。参加企業の裾野を広げ、福産品への理解を深めてもらいたい」としている。
 問い合わせは同課<電054(221)3619>へ。

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