自民若林氏、二階派入り 単独で党内第4派閥に

 10日投開票の参院選静岡選挙区で初当選した自民党新人の若林洋平氏(50)が28日、同党の二階派に入会した。二階派の所属は43人となり、岸田派を抜いて単独で党内第4派閥になった。若林氏は同日の二階派会合に出席後、取材に「本当の意味でスタートラインに立つ」と意気込みを新たにした。
 二階派は、県東部を地盤とした故・遠藤三郎元建設相の秘書だった二階俊博元幹事長が領袖(りょうしゅう)を務め、県東部の衆院議員2人が所属。前御殿場市長の若林氏は二階派入りした理由として、県東部地域とのつながりの強さを挙げ「富士山を生かした観光やインフラ整備に取り組みたい」と強調した。
 茂木派も知事選に出馬した参院議員の後継として若林氏を勧誘し、昨年の補欠選挙から全面支援していた。若林氏は「簡単に答えは出せなかった。自民党の議員として仕事するのが恩返しだと思う」と述べた。
 

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