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皿の上 カレーアーティストがつくる「著名人のキーマ」 静岡

 よく知られたアインシュタインやバッハの肖像だが、ヘアアレンジはキーマカレーでパーマ風に。アインシュタインのおどけた表情にぴったり合う。「カレー美術館tiam(ティアム)」(静岡市清水区)が創作する「著名人のキーマカレー」は、ベートーベン、ゴッホの皿も加わる。

アインシュタインやバッハが描かれた皿に、キーマカレーでヘアアレンジ=静岡市清水区のtiam
アインシュタインやバッハが描かれた皿に、キーマカレーでヘアアレンジ=静岡市清水区のtiam

 店主でカレーアーティストを名乗る楢木英理さん(41)は「食を通し、五感を刺激するカレーを提供したい」と3年前から間借りでの販売を始め、翌年には自店を構えた。店名のティアムはペルシャ語で「初めて出会った時の目の輝き」という意味。額縁のトレーに乗せる趣向も“鑑賞”の一助になっている。
 バッハは、スライスしたゆで卵が顔の左右に並び、本来の肖像の巻き髪よりも強いインパクトに。「大盛りならアフロヘアになる」。店内の壁には、来客が描いた「食べたいカレー」の絵が飾られ、楢木さんが限定メニューとして再現する時もあるという。
 カレーは40種類ものスパイスを独自に調合する。楢木さんは「スパイス重視ではない優しい味。五感で楽しめる工夫をさらに追求したい」と話す。

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