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東京女子医大 掛川キャンパス解体、市に用地返還へ

 掛川市は26日、東京女子医科大が掛川キャンパス(同市下土方)の建物を解体すると発表した。同大は掛川キャンパスから撤退する意向を示していて、解体後の用地は市に返還される予定。
 市によると、建物の解体工事は8月~2023年8月。23年10月まで、敷地内整備などの関連工事を行う。用地は掛川キャンパスを誘致した旧大東町が購入し、大学側に無償譲渡していた。用途を大学としての活用に限定する覚書を交わしているため、返還に向けた協議が進んでいる。
 同大は1998年、大学創設者の吉岡弥生(1871~1959年)が旧大東町出身との縁で掛川キャンパスを構えた。市は掛川キャンパス撤退後も、隣接地にある市吉岡弥生記念館の運営を継続する。市健康医療課は「今後も記念館でのセミナーの講師派遣協力や地域医療研究で連携を続けていく」としている。

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