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盛り土の規制条例 静岡県内一律は「過剰」 行政書士会が改正要望

 静岡県行政書士会は26日、1日に施行された県盛り土規制条例の改正を求める要望書を県議会最大会派の自民改革会議に提出した。県内一律ではなく、盛り土を造成する場所の傾斜などを考慮した規制に改めるよう求めた。

良知淳行幹事長に要望書を手渡す県行政書士会の児島良孝副会長(右端)=26日午前、県庁
良知淳行幹事長に要望書を手渡す県行政書士会の児島良孝副会長(右端)=26日午前、県庁

 同条例は昨年7月に発生した熱海市伊豆山の大規模土石流で逢初(あいぞめ)川上流域の盛り土(積み上げた残土)崩落が被害を拡大させたとして制定された。盛り土は急斜面に造成されていた。
 要望書は「県下一律の過剰とも言える規制が善良な県民に大きな負担となる」とし、傾斜角度や立地に応じた適用除外の設定、規制対象になる面積・土量などの見直しを要請した。
 同会の内山亮常任理事は「条例は行き過ぎ感がある。建設的に対応してほしい」と述べ、自民会派の良知淳行幹事長は現場の声を重視する方針を示した。

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