法律を身近に感じて 藤枝のマルシェに「司法書士バー」

 藤枝市のJR藤枝駅北口近くで24日に開催されたマルシェ「ひのでのひ」に、地元の司法書士事務所が「司法書士バー」を出店した。大学生と協働で実現した企画で、地域住民に法律をより身近に感じてもらうことを目指した。

司法書士事務所が大学生と協働でマルシェ会場に出店したバー=藤枝市内
司法書士事務所が大学生と協働でマルシェ会場に出店したバー=藤枝市内

 出店したのは同市田沼の「よつば合同事務所」(杉本直人代表)。店名は「よつバル-大学生×司法書士バー」とした。事務所スタッフと、企画を提案した静岡文化芸術大2年の芹川萌花さんらが店頭に立ち、オリジナルカクテルを販売した。
 地域交流促進を進めるNPO法人エスネ(静岡市駿河区)などが手掛ける、大学生がコーディネーターとして地域企業の課題解決に挑戦する取り組みの第1弾。同事務所と芹川さんは約5カ月間の準備を重ねてきた。
 杉本代表は「マルシェへの参加は若いからこそ生まれる発想。堅いイメージがある司法書士事務所が地域に開かれた場になれば」と期待を寄せる。芹川さんは「提案が形になりうれしい。貴重な社会勉強になった」と笑顔を見せた。
 マルシェには約20団体が参加し、飲食品やアクセサリー販売のほか、マッサージ、ワークショップなどを展開した。
 (藤枝支局・岩下勝哉)

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