保育 やりがいを見つけよう 磐田北高×静産大がツアー企画

 高校生に保育や幼児教育の仕事のやりがいを学んでもらう「こども教育の魅力発見ツアー」がこのほど、磐田市内で開かれた。市内の高校に通う生徒7人が参加し、保育現場や保育士養成の専用施設を見学した。

保育の現場を見学する高校生ら=磐田市立二之宮保育園
保育の現場を見学する高校生ら=磐田市立二之宮保育園

 県立高の魅力向上を図る県教委の「オンリーワン・ハイスクール」事業で地域課題の解決に取り組む磐田北高と、市内4高校との高大連携を進める静岡産業大が、地域の保育・幼児教育を担う人材の育成につなげようと企画した。
 市立二之宮保育園では、施設内を見て回ったほか、保育士の講話を受けた。松井みき園長は仕事の流れなどについて説明し、「保育園で生活し、遊ぶことは、人として生きていく力の基礎を育てる」と語った。若手保育士も仕事の楽しさを生徒たちに伝えた。
 静産大磐田キャンパスでは、ピアノ練習室や小児保健室などを備え、保育士養成課程でさまざまな実習が行われるこども教育棟を見学。経営学部の山田悟史教授は「子どもの『こころ』と『からだ』を育む運動あそび」と題して講義した。
 ツアーは8月5日と23日にも行い、こども園や発達支援事業所などを回る。
 

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