沼津港ひものセンターリニューアル 遊覧船と待合所新装

 沼津市の千鳥観光汽船(後藤武彦代表)は16日、沼津港などで運営する遊覧船と待合所「沼津港ひものセンター」をリニューアルした。夏の行楽シーズンを前に施設を新装して誘客を図る。

リニューアルオープンした沼津港ひものセンター=沼津市千本港町
リニューアルオープンした沼津港ひものセンター=沼津市千本港町

 遊覧船は同港周辺を約30分かけて巡るコースが中心で、デッキでのカモメの餌やりが名物。家族連れに楽しんでもらおうと、大型モニターを船内に設置し、景色や深海魚の説明をする映像を放映している。
 待合所は米国・サンフランシスコの港町をイメージ。青と木目を基調として開放感や親しみやすさを演出した。干物などの土産物のほか、新名物として開発した「沼津港餃子」も販売。皮に海藻を練り込んで地場の魚のだしふりかけを使い、地元産を売りにした。
 同社は2021年12月、浜友商事(浜松市)のグループ企業となった。浜友商事は沼津市と協定を結び、観光を通じた地域活性化を目指している。後藤代表は「会社を再生し元気にするには港全体を盛り上げる必要がある。地域と連携を強めていきたい」と話す。
 (東部総局・山本萌絵佳)

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