医療の仕事、興味津々 医学大学院大を見学 静岡・城北小児童
静岡市葵区の城北小の6年生が15日、キャリア学習の一環として、隣接する静岡社会健康医学大学院大を訪問した。将来の仕事を考える上で、医療分野に関心を持ってもらうことが狙い。

児童約100人が参加した。田原康玄研究科長が大学教授の仕事や研究方法を紹介。大学の研究者になった理由は「誰も知らないことを発見することや、研究の成果が社会の役に立つことが楽しいから」と話した。
児童はクラスごとに教員室、研究実験室、防音室、図書室などを見学した。木下和生教授がほおの内側の粘膜からDNAを抽出する実験を披露し、児童は試験管内を興味深そうにのぞき込んだ。
大塚花夏さん(11)は「将来の夢は薬剤師。医者だけでなく、多くの人がチームを組んで頑張っていることを初めて知った」と話した。
(社会部・島田莉菜)